個人向け国債の資産運用におけるメリット・デメリットとは?
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個人向け国債というと、どのようなものをイメージされるでしょうか?投資には少なからずリスクが伴うため、興味があっても躊躇っている方は多いでしょう。

個人向け国債はリスクが低く、投資初心者にも適している安全な資産運用だと言われています。国が発行する債券のことを国債と呼びますが、その国債にお金を貸して利息を受け取るのが国債への投資です。では、個人向け国債がどのようなものなのか、その特徴やメリット・デメリットをご紹介しましょう。

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■個人向け国債の特徴と種類

投資をする上で、まずは国債や個人向け国債について十分に理解しておく必要があります。そもそも、国債は何を目的に発行されているのでしょうか?

国は、福祉・教育・道路・橋などに関わる施設や設備の建設、公共事業などに必要な様々な資金を調達するために発行されます。国債という手段で、国の財政不足分を補っているのです。

元々、これらの建設費用や公共事業に使われる資金は、国民が支払った税金から支出されています。しかし、それだけでは不足してしまうため、国が国債を使って国家を運営しているという仕組みになります。そんな国債を購入して、国にお金を貸して利息分の収入を得るのが投資です。

個人向け国債は、その名の通り個人が国債を購入して国から利息をもらい、利益を得るというものです。個人向けに発行される国債は、個人の投資家のみが購入できるもので、「個人向け復興国債」と呼ばれることもあります。

国債そのものは毎月発行されているので、投資家は証券会社・銀行・郵便局などの金融機関へ行けば購入できます。ただ、毎月発行されるとは言っても、毎回募集期間と発行日が決まっているため、指定された期間に申し込みしなければなりません。そんな個人向け国債には、金利固定3年・金利固定5年・金利変動10年というように、返済期間が3種類設けられているのが特徴です。

・金利固定3年

国が発行している国債は、固定金利と変動金利のものがあります。中でも固定金利は、発行時の利率が満期になるまで固定されているため、変動リスクを避けたい方に適しています。例えば、金利固定3年で発行時の利率が1%だった場合、3年間はその利率で毎年支払われるということになるのです。

・金利固定5年

金利固定5年は、3年と同様に発行時の利率が満期になるときまで適用され、変動することがありません。期間が長い分、資金の余裕を持って投資する必要がありますが、こちらも利率の変動リスクを避けたい方におすすめです。

・金利変動10年

金利変動10年の個人向け国債は、半年ごとに利率が変動するのが特徴です。そのため、金利固定とは異なり利率によって受け取る利益は増減します。ただ、国債は最低金利0.05%を保証しているため、それ以上下回ることはなく、その水準か上昇した利率かのどちらかになるでしょう。

■個人向け国債のメリット・デメリット

個人向け国債にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?まずはメリットから見ていきましょう。

【メリット】

・安全性が高い

国債に投資するメリットとしてまず挙げられるのが安全性の高さです。例えば、企業が発行している社債は、その企業が破産したり倒産したりすれば、資産分配返済しかできなくなり、損をする可能性があります。

しかし、国債は国が返済を保証してくれるものなので、日本という国が破綻しない限りは元本も利息も保証されます。中でも個人向け国債は、途中換金した場合でも元本割れすることはありません。そのため、確実に全額返済してもらえる元本保証を希望する方にとっては、個人向け国債は非常にメリットがあると言えるでしょう。

・1万円から投資可能

国債は5万円単位で5万円から購入する必要がありますが、個人向け国債は1万円単位で1万円から購入できます。購入金額に上限はありませんが、無理なく投資できることが特徴です。

少額から投資できるというのは、初心者にとってもメリットであり始めやすい投資方法だと言えます。相当な資金投入が必要だからと投資を断念している方にとっては、お小遣いの範囲で投資できるので大きなメリットになるのではないでしょうか?

【デメリット】

・途中換金は発行してから1年後

個人向け国債のデメリットとして挙げられるのは、まず発行されてから1年間は途中換金できないということではないでしょうか?個人向け国債は少額から始めることができますが、余裕を持って投資していなかった場合、1年未満で現金が必要になってしまう可能性もあります。そんな事態を防ぐためにも、十分な資金を残しておいたり、余裕を持って投資したりすることを前提に始める必要があるでしょう。

・途中換金すると利益が減る

発行から1年経過していれば、個人向け国債も途中換金が可能です。しかし、1年経過後でも途中換金する場合は「中途換金調整額」が差し引かれてしまいます。

中途換金調整額は、直前2回分の利率に0.79685を乗じた金額となります。仮に元本が100万円で発行時の利率が0.05%だった場合、直前2回分の利率に0.79685を乗じて398円が差し引かれることになるでしょう。

そのため、1年経過後すぐに途中換金した場合、結果的に利息がゼロになってしまう可能性があるため注意が必要です。ただ、上記でも述べた通り、中途換金調整額が差し引かれても元本割れすることはありません。

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■実際に個人向け国債を始めるには?

個人向け国債の特徴やメリット・デメリットが理解できたところで、実際に個人向け国債を始める方法をご紹介しましょう。先に述べたように、個人向け国債は各金融機関から購入できますが、購入できる期間が決まっています。募集期間は国債の種類によって異なります。

個人向け国債の募集期間については、財務省が募集開始日の前営業日に発行スケジュールを公表しているので、先に確認しておきましょう。また、財務省の取引金融機関一覧を確認すると、個人向け国債を扱っている金融機関を見ることができます。

指定された口座を持っていなければ、口座開設が必要です。口座開設には、本人確認できる証明書や印鑑を用意しておきましょう。ネット証券で口座開設する場合は、ネット上で手続き完了できます。

個人向け国債の購入申し込みは、窓口またはネット上で手続きが必要です。どのような目的で購入するかによって、固定金利か変動金利を選び、無理のない範囲で投資しましょう。

固定金利3年・固定金利5年・変動金利10年などの種類によって、利率や所有期間も大きく違いますが、どれが自分に適しているか分からない方もいるかもしれません。そんな時は、投資を考えている金額でシミュレーションしてみても良いでしょう。購入後は、発行してから1年後は途中換金可能ですが、途中換金調整額で差し引かれる利息分は大きいため、できるだけ満期まで保有することが大切です。

国が発行している国債は、社債やそのほかの投資方法と比較しても初心者に適していると言えます。投資する上では、少なからずリスクが生じます。

しかし、1万円から投資可能でありながら国が元本と利息を保証してくれるというのは大きなメリットと言えるでしょう。途中換金すれば途中換金調整額差し引かれるため、その点はデメリットもありますが、全体的に見ても初心者に最適な投資環境であると言えるのではないでしょうか?個人向け国債の投資に興味がある方は、金融機関の窓口で相談してみましょう。

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