長期資産形成に効くETF(上場投資信託)を使った資産運用とは?
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将来、年金が減額される可能性があり、最悪の場合は廃止の危険性も囁かれています。老後も安定した暮らしを望む人や、将来実現したいことのために資産運用を始める人が増えました。投資可能な金融商品は色々ありますが、長期資産形成に効果的と注目を集めているのがETF(上場投資信託)を主要とする資産運用です。

このETFは投資初心者にもおすすめできます。そもそもETFとは何なのか詳しくご存知ではない方も多いでしょう。今回はETFの特徴と共に、長期資金形成や投資初心者におすすめの理由をご紹介します。

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■ETFは上場投資信託!どのような投資商品?

ETFは日本だと上場投資信託の名で知られています。投資信託は株に告ぐ主流の投資商品ですが、ETFも特質的には類似するものの、従来の投資信託とは別物です。まずはそれぞれの違いをご紹介しましょう。

・従来の投資信託について

投資信託の仕組みは投資家から資金を収集し、それをファンドマネージャーが資産運用を行い、そこから出た運用益が投資家に分配されるというものです。投資する商品は株式や債券など多岐に渡ります。

取引の申し込みは期間中の9~15時までで、取得価格は1日に1回算出される基準価額となります。基準価額をベースに購入価格が算出され、証券会社や郵便局、銀行で購入可能です。

投資信託は商品そのものが分散投資となるので、1つの商品に集中して投資した時よりも損失のリスクを下げられます。本来であれば自ら複数の銘柄に投資しなければなりませんが、1つの商品で効率良く分散投資できます。

・ETF(上場投資信託)について

ETFは金融取引所に上場した投資信託のことを指し、日経平均株価に指数が連動する金融商品です。取引できる時間は株式と同じく取引所ごとの取引時間中で、取得価格は随時変動しています。購入できるのは証券会社のみで、株式と同じように売買可能です。

投資信託と株式の両方の特質を持ち合わせており、日本経済の動向を分析しながら資産運用できます。2019年4月時点で東証に上場しているETFは229種類です。ETF銘柄の中には分配金を出すところもあり、そのような銘柄を保有していれば平均1.89%の利回りの分配金を獲得できます。

■なぜETFは長期資産形成に効果的なのか

ETFが長期資産形成に効果的な理由はコスト面の良さが関係しています。日経平均株価に連動するETFの運用は手間を省くことができ、取引所での売買となるので販売費用を軽減できます。その理由から従来の投資信託よりも投資家にかかるコストの負担が低いことが特徴です。

投資信託では資産の一部を信託報酬として差し引かれており、その金額の割合は資産額において年間1~3%と目安です。年間で考えれば大きな金額ではないものの、長期運用となればその数%の積み重ねにより想像よりもコストがかかってしまう可能性があります。

そのコストを埋められるファンドを探すのは容易ではないので、長期運用の際は慎重に選ぶ必要があります。元々コストが低いETFを選ぶことで、無駄なコストを省いて効率よく長期資金を形成することが可能というわけです。

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■ETFで資産運用するメリットとは?

ETFの資産運用は他にも様々なメリットがあります。どんなメリットが得られるのか見てみましょう。

・1万円前後で分散投資ができる

ETFの資産運用が初心者におすすめできるメリットは、少額で分散投資ができることです。通常はたくさんのお金を必要とする分散投資も、わずか1万円~5万円の資金があれば気軽に始められます。元々購入価格が低いことに加えて、証拠金が必要ないので信託報酬などの各種手数料も割安であることに注目が集まっています。

1万円以下で購入できるETFには「マザーズ・コア上場投信(1563)」や「上場インデックスファンド日経225ミニ(1578)」などが挙げられます。その一方、「上場インデックスファンドTOPIX(1308)」など10万円以上のものもあるので注意しましょう。

・従来の株式投資のように売買が可能

上場している金融商品であるため、株式投資と同様の取引が可能です。投資信託はいくら以下で購入、いくら以上で売却というような指数注文ができませんが、ETFなら可能です。売買注文の成立もリアルタイムとなります。

株式投資と同じ感覚ですが、投資に無駄な時間をかけなくて良いところが株式とは違う利点です。銘柄の数は株式投資より少ないので、リサーチにあまり時間をかける必要がないので、その点も初心者におすすめできる理由です。

・信用取引に対応している

投資信託では信用取引ができますが、ETFでは可能なので下落相場の際も利益を望めます。信用取引では取引を売りからスタートする「空売り取引」ができます。この空売りは売買の開始時よりも株価が下がったタイミングで株式を買い戻すため、その時の差額が利益となります。

この仕組みから下落相場でも利益が出せるのです。逆に言えば株価が上昇すると損失になるので注意しましょう。

・大きな値動きがほとんどない

株価がストップ高やストップ安になるケースがほとんどないので、短期的な大幅な値動きに対する不安要素が少なく済みます。投資は精神状態の安定性も重要なので、投資に対して感情的になりやすい人も安心して運用できます。

■逆にETFでの資産運用をするデメリットとは?

メリットが多いETFですがデメリットも存在するのでご紹介しましょう。

・手数料がかかる

株式投資では信託報酬はかかりませんが、ETFも投資信託の分類なので手数料は当然かかります。しかし、従来の投資信託よりも割安なので、大きなデメリットとは言いにくいでしょう。

・上場廃止や繰り上げ償還の可能性

投資していたETFが突如上場を廃止する可能性があります。また、無期限の契約でも運用が終了してしまう繰り上げ償還のリスクも考えられます。

・指数の下落で価格も下落

日経平均と連動しているので、指数が下がれば価格も下がるので損失が出てしまうことがあります。ただ、分散投資となるので、損失は最小限に止まる可能性が高いです。

これらはETFに限ったデメリットではなく、株式や投資信託にも含まれるリスクえあることを理解しておきましょう。

■初心者がETF投資を始める際のポイント

株経験の浅い初心者は銘柄選びに手間がかからないETFを通じて、投資の世界を覗いてみると良いでしょう。投資では情報収集が欠かせませんが、同時に入手した情報でどう判断するかも重要です。ETFは一度に大きな利益は得られませんが、大きな損失を招くリスクが低いため、得た情報から判断するトレーニングも時間をかけて行えます。

注意点として、最近は様々な商品がETFに上場していることです。元々株式や債券が対象であったETFですが、最近は金や原油などの商品も上場されています。これらの商品は初心者には難しいので、安易な銘柄選択は大きなリスクを背負うことになります。

ETF投資を始めるのであれば、日経平均株価やTOPOX(東証株価指数)がおすすめです。これらは日本の指数と連動するので、取引量が多く安定した運用に期待できます。日経平均とTOPOXに連動するETFには、指数の上昇で利益が出るものと指数の下落で利益が出るタイプがあるので、銘柄ごとの特徴を確認しましょう。

投資は難しいというイメージがありますが、まずはチャレンジして見ることが大切です。ETFは少額投資ができ、銘柄選びも株式投資に比べて手間が省けるので初心者も安心して始められます。その上、長期資産形成に効果的なので、30~40代の投資家にもおすすめの投資商品です。

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